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Channel: 筋トレ28年目からはじめた ボディビルコンテスト
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IFBB世界選手権

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IFBB世界選手権がエクアドルで開かれました。

知らなかったあー。今休暇中で、マイレジも余っていたので余裕で観戦に行けたのにー。

写真は EastLabsからです。

田代選手70kg級4位






上位の選手と比べても目立って欠点はなかったので、ミスター日本の時のコンディションだったら多分優勝していました。惜しい!

鈴木選手80kg級4位

















上位6位まで選手全ての重厚感に圧倒されます。この中でもかなり評価が高かったことが EastLabs の写真数の多さからうかがい知れます。三頭筋と僧帽筋のストリエーションが評価を上げた要因ではないでしょうか。

一体どうなるボディビル!

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注)本記事によって、不快に思う人が出て、3件コメントが入ったので、修正・加筆しました。



ロニー・コールマン(48)がマスターズオリンピアでゲストポーズした写真を見て愕然としました。
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7年前のミスターオリンピアです。そしてプロボディビル界から引退してまだ5年目です。
巨大化した腹部。左大腿部の断裂。背中や上腕の筋肉はまるで溶解してしまったように萎縮しきっています。
言っちゃあ問題になると思いますが、あえて言います。

今のロニコは、弱小なんちゃってボディビルダーの私でも敵にもならない。

あまりに醜すぎます。



ボディビルの何たるか、忘れてしまったのでしょうか。それかもともと頭になかったのでしょうか。大きくなることだけ考えていたのでしょうか。確かに彼のポージングはうまくはなかった。それでも筋肉は大きくなればなるだけ適切な場所で発達し、結果的に筋肉美が増していったのでうまく行っていたのか。まさに超人レベルの筋肉美と怪力で彼に勝つことは誰にも不可能という領域に達していたロニコは、一体何処へ。




一方日本の田代選手。同じく7年のブランクの後皆の前に現れました。
7年前のミスター日本2位で一時引退、7年のブランクの後、ミスター日本で再び2位のみならず、ミスターユニバースではクラス4位を勝ち取ったのです。(2005年のミスター日本の様子はバイセップス鳳さんのブログに写真があります。



今や日本のボディビル界で40代は盛りの時期であるのと比べ、ロニー・コールマン(オリンピア8回連続優勝)やドリアン・イエーツ(オリンピア6回連続優勝)、リー・ヘイニー(オリンピア8回連続優勝)とプロボディビル界を代表するどのボディビルダーも若くして引退、その後見るも無残な姿に変貌してしまっています。



ボディビルを現在のように発展させたアメリカで起きているこの事態は非常に憂慮すべきことで、一目見て分かるシントールの問題だけではなく、ボディビル最高峰のコンテストを8回も優勝した最も敬意すべきロニー・コールマンがこの状態であることから、実はステロイドやホルモンの使用のみならず、市販されているサプリも含め、ボディビルのあり方を問題提起し直す必要があるのではないかと思います。



もちろん海外のトップビルダーの中にも、昔のように素晴らしい体をいつまでも維持することに成功している人もいます。今回のマスターズオリンピアで言えば、デキスター・ジャクソン(43)、トニー・フリーマン(46)、エド・ナン(41)、トロイ・アルベス(45)などです。(まあ日本の現状で言えばこれから勝負の年齢なのですが。)

一昔前のボディビルダー達は息が長かったです。サプリはなし、賞金はなし、あるのは名誉と目指す筋肉美のみ。

アルバート・ベックルス(1960年代のNABBAの選手、55歳の1985年のミスターオリンピア2位、61歳の1991年ナイアガラプロ優勝)や、ジョン・シトローニ(1960年代のNABBAの選手、62歳の2005年もヨーロッパマスター優勝)のように歳をとっても進化してゆくボディビルダーしか、自分には尊敬できません。


2005年のシトローニ



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2013年8月6日加筆

弱小ブログということで、好き勝手なことを書きなぐり、この記事の内容で不快な気分になった方にはお詫び申し上げます。

本日3件目の批判コメントを受け、一部修正することになりました。ブログの双方向性の利点をなくさないためにも、一旦記事にした部分は削除せず残しましたし、コメントもこれまでどうり自由に書き込んでください。

私もロニー・コールマンが大好きで、ライ!ウェイ!の掛け声でとんでもない重量をフルレンジでトレーニングするビデオももっているのですが、それでも1998年のブリティッシュグランプリの時が最高だったと思っていました(実はその時も女性化乳房があり残念。)。同じ年にオリンピア獲得、その後も超人的にもバルクアップを続けて他のプロ大会でも連戦連勝。

92年のオリンピアにデビューした時から見てきて、彼の人となりは良く知っているし、年齢的にも決して若くはないのにチャンピオンの座を誰にも譲らなかった功績は、称えるには余りあるのは誰の目にも明らかです。

この後の記事にも書きましたが、最近次から次へとスポーツ界での禁止薬物の使用状況が日の目を見るようになって来ました。ボディビルは最も分かりやすいだけで、実際はあらゆるスポーツの裏で薬物が加担しているようです。企業・団体等のスポーツ精神とは別次元の思惑が、スポーツ活動の方向性を歪めているのです。さらにボディビルの最近の傾向として、禁止薬物だけでなく、合法なサプリメント業界の巨大化とそれに伴う問題が出てきています。

ここで私も含めてこの機会に反省の意味を込めて、記事にするべきだったのはボディビルのあり方でした。私たちはこれらに振り回されることのない様、ましてはそのために自身の健康を害することのない様にすべきだと思います。

ドリアン・イェーツのインタビュー

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ドリアン・イェーツがロンドン・レアルと言う番組で1時間40分に渡りインタビューに答えているビデオをfacebook を通じて知り、その衝撃的な内容に、下手でも和訳せざるを得ませんでした。




24分から41分目までの18分に渡り、今までウイダーが隠し続けてきたボディビルコンテストの裏の姿を語っています。



London Real
Dorian Yates - Into The Shadow

ステロイドに関するくだり

0:24:36から

ニック 私たちはセンセーショナリストでも、あなたを引っ掛けようとしているわけでもなく、ボディビルにおけるステロイド使用についての率直な意見を伺いたく、あなたや現在のボディビルダーが何を使用しているかなど話してもらえますか。
ドリアン ラリー・スコットは、1965年だったか初代ミスター・オリンピアだけどステロイド使用の記録がある。そして60年代初頭から、東洋のドラッグ使用に対抗し、アメリカの色々なスポーツ選手のために、最初のステロイドとしてアナボルが製造された。ステロイドはテストステロンの副次物で男性化の性質を与えるとともに壊れた組織の修復に寄与する。それで、病院ではやけどの患者に処方したりした。
ボディビルは弱小スポーツで、大きなスポンサーなどとのしがらみがない分、このようにステロイドの使用を公言できるけれど、他のスポーツで、筋力の強化や、スピードが求められるスポーツの選手は使用量の多少はあれ、皆使用しているはずだよ。
競技スポーツというものは競い合う物で、より良いものを何でも取り入れるものだ。
ステロイドは男性ホルモンの副次物で、科学的に何を改良しているかと言うと、男性化の性質を最小化し、修復の効果を最大化させようとしている。
そうしてボディビル、陸上、アメリカンフットボール、野球、などで使用されている。
60年代初頭から使われてきた薬物で、何も新鮮な物ではない。
トレーニング強度を上げることができ、回復も早まる。
トレーニングで与える刺激には限界があり、ストレス耐性あるいはプラトーと呼ぶ状態になる。人体は賢くできていて、何時までもストレスと回復を繰り返すのではなく、平衡状態を作ってしまって、トレーニングに反応しなくなる。ステロイドはこのバリヤーを越え、ストレスの限界値を増やすんだ。
人はわれわれの姿を見ると「ああステさんだ。」と言う。もちろんわれわれの容姿は異様だろう。筋量然り、血管のうねり然り、コンテスト前は脂肪ゼロだ。でも山岳トラッキングの日焼けた青年を見たなら、普通の人だと思う。ところがどっこい彼らもわれわれと同じ薬品を使っているんだ。つまりどのスポーツも同じ。量が違うだけ。
ニック 効果と弊害について非常に興味があるのですが、コンテストのための強度なトレーニングをしている最中、デカ、アナボル、その他のサイクルの他、私の知る限りではあなたが最初に成長ホルモンを取り入れられて...
ドリアン その指摘には同意しかねるね。90年代に成長ホルモンを使ったけれども、その頃は既に他に使用した人がいた。それに成長ホルモンは別物で、筋肉を増大させ脂肪をとる効果がある。けれど名前から類推されるような効果はないわけで、ステロイドとの組み合わせでその効果が別の次元に持ち上げられるんだ。シュワルツネッガーとか70年代の連中はステロイドのみを使っていた。そして成長ホルモンの登場で、さらに高いレベルに到達できるようになったんだ。でもその差はそんなに大したものでもない。
ニック あなたはやるべきことをやり、実際トップに立ったわけですが、大きく、力強く、より早く回復できるようになった以外に、なにかの障害、例えば感情の起伏に見舞われたりとか。
ドリアン どんな薬品でも欠点はあるものだけれど、自分の経験からは余り参考になるコメントはできない。
と言うのは自分はオンでもオフでもステロイドを使用していた。イギリスのアマチュア全国大会の1985年からプロとして引退した1997年までの12年間一貫してステロイドを使用した。それに当然アスリートとして、処方量は守らないよね。使用量はずっと多かった。
その間起こった副作用を上げるとすれば、水の滞留、にきび、それに、そう。アグレッシブになったことかな。ただこのアグレッシブになることは、その人次第で、自分の場合はトレーニングに利用していたね。ポジティブでアグレッシブなトレーニングは非常に結構なことだ。でも君がそれをディスコなどで使うと、多分良くないことが起こると予想できるね。例えば特定の環境、野外での職業などに就いている輩が、ステロイドの使用のためにいさかいを起こしたのを見たことがあるよ。もう一度繰り返すと人それぞれなんだよね。アルコールが人のたがをはずし、アグレッシブにすることを知っているよね。一杯やってだらしなくなる輩もいれば、くつろげる人間もいる。人に依るんだよ。
ニック メディアでは12年間のステロイドサイクルで体にガタが来ているとか・・・
ドリアン どんな薬品でも12年間処方量を大幅に超えて使用し続けると、その薬品はとても深刻な薬品になると思う。ステロイドはホルモンだ・・・
ある知り合いがいて、腎臓を二つとも壊して腎移植をすることになったんだけど・・・
ニック ステロイドを使ったんですか?
ドリアン いいや、ステロイドじゃないんだ。今までにステロイドで腎臓を壊した人間を知らない。無論異常なまでに大量に飲めばありうるかもしれないが、彼の場合は、ニューロフェンだった。
ドリアン ニューロフェンはどこでも手に入る薬品(解毒鎮痛剤)だよね。
もしアスピリンでも薬局で買って、一瓶一気に飲んでごらん。胃は焼けてそのまま死ぬことができる。ニューロフェンは彼の腎臓をだめにした。これらの薬品は処方箋なしに自由に手に入るんだ。これらの例でものの見方が広がると思うんだ。
ニック 例えばドリアン、あなたは息子がいますね。彼が「ステロイドサイクルをやってみようと思うんだけど。」と言ってきたら受け入れますか?
ドリアン 彼は既に20歳。実はもうそのままその通りの事が起きたんだ。私はステロイド使用を考えている人たちに、全てを直視し、できる限り多くの正しい情報を集めるようにアドバイスするんだ。
自分が使い始めた80年代はダン・デチェイン著の裏社会で流通していたステロイドに関するいくつかの本のコピーを手に入れたんだけど、それが唯一入手可能だったかな。あとはジュームズ・イー・ライト教授だね。この二人とも医者だ。それだけ。当時はインターネットもなかった。ただ体育館と噂があっただけ。
80年代当時われわれはとても慎重だった。「おおっ、こわっ。」とか、「ステロイドは肝臓を壊すんだって!」とかね。
自分はとても恵まれていて、数年にわたり、全ての血液などの検査の結果をチェックしてくれる一人の医者がいた。そしてその血液検査には自分のステロイドサイクルをやめるよう警告しなければならないようなものは見当たらなかった。
あの「Super Size Me」というマクドナルドを朝・昼・晩と食べ続ける輩の映画を見たかい。2週間後にはドクターストップをかける状態になっただろう。だからマクドナルドを3食2週間食べ続けることは、自分が12年間ステロイドを使用し続けるより悪いってわけさ。
ブライアン 入手しづらくてトレーニングに支障が出たりしましたか。
ドリアン 80・90年代はステロイドはとても入手しやすかったね。今はずっと難しい。というのはかつては大手薬品業界がステロイドを作っていた。それが今はもうほとんど消えうせて、出回っているのはブラックマーケットでしか手に入らなくなった。無名な工場で製造されて、その質は良いかもしれないし悪いかもしれないという状態だ。
ドリアン つまり今は何を服用しているか分からない状態なんだよね。多分品質に気を使っているんだろうけれど、でも薬品会社ではないからね。全く保証のない状態なんだよ。規格がなくて、しかも利益を求めるビジネスでもある。当然ながら、近道をしようとするだろう。
こういう話がある。ある時あるビルダーが使用しているステロイドの量を聞いたんだけど、それは驚愕ものだった。それでピンと来たね。彼はそれだけの量を飲んでいるのかな。もしかすると半分の効果しかない物を飲んでいるんじゃないのかなと。そうすれば話が通じるんだ。
ニック 政府が禁止することで状況が余計悪くなった例として、麻薬がありますね。所在不明のもっと危ない麻薬ができたりして。例えばアムステルダムで麻薬に税金をかけながら規制しているように、ステロイドも税金をかけたら、皆によい解決方法になると思うんですが。
ドリアン どんな薬品も禁止薬物扱いしないのがずっといいんだけどね。
ニック その通りですよね。
ドリアン そうすればいろんな問題が解決する。
ブライアン 他のスポーツについても、フランスで話し合われたように、この問題がどのように扱われるべきだと思いますか。将来的にステロイドを容認し、規制や検査を行うべきだとか。
ドリアン 私の見解はイエスだ。アスリートは好きなことをやればいい。でもメディアはいつも「あの選手はイカサマだ」と書きたてる。しかしどうして彼をイカサマとなじれるのか。皆同じ土俵、同じレベルなんだ。ランス・アームストロングは以前はずば抜けた才能の持ち主で、今ではEPOなどのドラッグ使用のせいで、面汚し野郎になってしまった。ところで他のみんなも使っていたんだよ。さあどうだい。
ブライアン 私も同感です。ランスのドラッグ使用を知って次の日、僕は思った。みんなと同じじゃないかと。
ドリアン そう。でも彼はチャンピオンだろ。
ブライアン そうそう。彼はやり遂げた。
ドリアン ボディビルでも同じこと。もし、ステロイドがなくなっても、今のチャンピオンはそのままチャンピオンなんだ。多分彼は9kgほど体重が減るかもしれない。でも他の選手より優れているんだ。つまりステロイドの利点は誰にとっても得られる物なんだ。
ニック たぶん、ボディビルをしている人のほんの少数しか次のように考えていないと思うんです。
「ステロイドは必要不可欠なもので、限界に到達し、プラトー状態になったらステロイドを使用し、さらに強度なトレーニングをしていこう」と。
ドリアン 80年代にステロイドを使っていたのは皆、本気のコンテストビルダーだったね。余りにも重くて、自分は初めてコンテストに出るまでは使わなかった。自分はむしろトレーニングや栄養などの知識を集めるのに専念していた。
しかし今ではずっと多くの人がステロイドを使っている。社会の全てのセクションにまで広がっている。映画を見ても俳優がステロイドを使っているし。ヒップホップの歌手まで(笑)逞しい体が流行っているんだよね。
ブライアン 高校生とか。
ドリアン 多くの人々が私のジムにやってきて、コンテストに出るつもりもないのに、欲しい体に近づく近道だと思っているんだよね。私はコンテストに出ないのならステロイドは反対なんだけれど、時代は変わるよね。今じゃ誰でもステロイド(の存在)を知っている。

続く

ドリアン・イェーツのインタビュー (続き)

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ブライアン この番組のファンが、ウィダーのある雑誌にはトレーニングのアドバイス記事はあるのに、ステロイドに関しては一度たりとも掲載されたことがない点を問題提起してきたんですが。あたかも壁があるかのようだと。
ドリアン 他のスポーツでも全く同じだと思わないかい?普通オリンピックを観戦する時、われわれはあたかもどのスポーツも、禁止薬物など使っていないかのように、ドーピングテストで陽性になったりしないかのように振舞っているけれど、実はそうじゃないんだよね。
ニック 自分にとってどうしても受け入れられないですよね。15歳の時ボディビル雑誌を読んで、ロニー・コールマンが30セットのスーパーセットを組んで、ホエイプロティンを飲んでいる。自分もその通りやってみると3日後、どうして歩けなくなってしまうんだと。雑誌にはロニー・コールマンがステロイドを使っていたとは書かれていなかったんですよ。
ドリアン それは良い例だね。自分はマスキュラー・デベロップメント・マガジンにコラムを書いているのだけれど、多分ウィダーを越えて最大のボディビル・フィットネス雑誌だと思う。そこで自分が始めて、プロとしてではなく、初めての元ミスター・オリンピアがステロイドについて正直に書いた。
何をどのように使用し、自分の意見を述べた。自分には正直であることが一番大切だというポリシーがあるからね。ただジレンマがあるのはわかる。例えば自分が正直である事が、子供や若者に、まだそのような物は早すぎるものへ導いてしまう影響を与えかねないからね。しかし、やはり全てさらけ出して、人々に自分の頭で決定してもらうべきだね。それを雑誌でやることができたんだ。以前だったら無理だったろうね。というのはウィダー帝国というものが、ボディビルのイメージ作りを要求していて、ステロイドのことは禁句だったからね。
ブライアン あなたはこう言う。「トレーニング、遺伝、栄養、ステロイド。それだけ。」
ドリアン もちろんその通りだ。
こう説明しよう。家で座ってテレビを見ながらステロイドを飲む。どうなる?
何も起こらないんだ。多分水のせいで少し腫れるくらいで、何も起こらない。
でもトレーニングして、ステロイドを使わないで普通に食べたら。何かにはなる。効果はあるんだ。
だからトレーニングはステロイドより大事。トレーニングしてステロイドなしでも効果はあるからね。ステロイド飲んでトレーニングなしでは何も起こらないんだ。
はっきり言おう。ステロイドは筋肉を作らない。ステロイドは修復するんだ。まずはジムでウェイトを使って筋肉にダメージを与えるんだ・・・
0:41:23

あなたのサプリは信用できる?

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今ブラジルのボディビル・フィットネス界では、プロティンの表示率にごまかしがあった事が、大きく話題になっています。

事の発端はフェリックス・ボンフィンという元ボディビルダーで現在は他のアスリートのスポンサー兼サプリ屋さんが、ある製品が25レアルで売られていることを知ったことからでした。原材料の代金から考えて、どう考えても計算が合わない、怪しい、ということで、自腹を切って15種類のプロティンをサンパウロの研究所に持ち込み検査してもらいました。

そしてその結果を5回に分けて Youtubeに流したのです。

facebook にもあっという間に噂が広がり、再生回数はそれぞれ6万回、そしてついに新聞沙汰になりました。

プロティンとカーボの含有率のみで判定した結果は15個のサンプルのうち、わずか3種類が合格、ひどい物は24gのプロティンと1.7gのカーボと書かれていたものが実は3.37gのプロティン(95%不足)と22.95gのカーボ(1250%超過)と言う有り様でした。

上の新聞によると、実はこの話はアメリカでは既に古い話で、暴露本も出版されているそうです。つまりブラジルもアメリカもサプリは食品として扱われ、薬品のような厳格なコントロールがなされていないと言うことなのです。世界中のどの国でもそうですが、全ての食品に厳格な検査をするお金がないのです。しかし今回のように個人的に暴露されたことでみな興奮しているわけです。ちなみに表示内容に偽りがあった場合には20万レアル(約10万ドル)の罰金が科せられ、会社は潰される事になっています。

実は私は去年の7月14日に地方選抜大会に出場したあと、一切のサプリを断ち切っていました。3ヶ月に渡り10万円以上かけて、コンテストの準備をした結果が散々だったことに腹が立ったからです。それから1年と1ヶ月経過していますが、改善はしていないにしても特に筋量が減ってもいません。使っていたサプリはアメリカ製ばかりだったのですが、もしかすると内容がブラジル製同様イカサマだったのかもしれません。

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今度はリー・プリースト入院

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9月4日2人のプロボディビルダーが同時に亡くなりました。

イタリアのダニエル・セカラッチは
ノルディックプロで今までの彼のプロコンテスト最高の順位である6位をとった数日後の9月4日好成績を喜ぶこと1週間も満たずに若年33歳での他界でした。2006年プロカードを手に入れ、2010年には175cmの身長、上腕囲55cm、体重135kgに達したそうですが、ステロイド所持で逮捕歴があり、今年2013年までの7年間でオリンピア出場権を得ることができませんでした。

2人目は70年代からの有名ボディビルダー、ケイシー・ビアターです。彼は1970年に弱冠18歳にしてミスターUSAに輝き、類い稀な頑丈な体格で一世を風靡した逸材だったわけですが、数年のブランクの後の1980年が彼のピークでした。岩石のような密度の筋肉とそのストリエーション、体中に張り巡らされた血管、極太の前腕で、これまた当時絶好調だったクリス・ディッカーソンと、ルイジアナ・グランプリではケイシー、マイアミ・グランプリではクリス、ペンシルバニア・グランプリで再びケイシーが優勝というように、
熾烈な戦いを繰り広げていました。(顔つきがかなり老けてしまっていたのが気になってはいました。)

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しかしその後のナイトオブチャンピオンズから精彩を欠くようになり、ミスター・オリンピアでは大幅にサイズを落として結果14位。1982年のミスターオリンピアでの第3位が最高のコンデションとも言われますが、やはり1980年の半ばの彼と比べると筋肉の張りに大きな差があります。彼は最高の素質を持っていると思われたのですが、ベストコンディションに到達したのは1980年のわずか半年だったように思われます。没年62歳。

2人の死因は確定していませんが、心臓発作であったことが最も疑われています。



そして今日知ったのですが、長い間コンテストに現れなかったリー・プリーストが今年の10月12日のNABBAプロに向けて調整中の今、230/150の高血圧状態で入院したそうです。



コンテスト直前に使用されることがある利尿剤とは違い、ステロイドや成長ホルモンを使用してもすぐに命を落とすことはありませんが、使用者の寿命を縮めていることは間違いないようです。



彼らの行っていることは、矛盾に満ちているわけなのですが、そのピークコンディションの姿を見る時は、必ず感嘆し、敬意が現れ、うなってしまうのも事実です。

上記2名の偉大なプロボディビルダーに
ご冥福をお祈りし、リー・プリーストには一刻も早く回復することをお祈りします。

腰椎椎間板症をわずらう

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長い間更新せずにいました。

この間トレーニングは続けていましたが、最近のプロボディビルダーのカミングアウトや暴露話で、自分の中でやっとこさ納得が行きはじめたのか、ボディビルに対する熱情がどんどん消え薄れてほとんどなくなってしまう寸前の状態でした。

最後の記事を書いたのが8ヶ月前。

最後にプロテインやビタミンCなどサプリといわれるものを使ったのがちょうど2年前。

この2年間の食事は3回、まあヘルシーではあるけれど、ビルダー食というよりは普通の食事をしてきました。

トレーニングは週5回やってましたが、日本旅行などで、うち1ヶ月まるっきりトレーニングできなかったことが3回ほどあったり、半年前からは週2回ペースになっていました。

4月は大忙しで、再び3週間トレーニングできなかったところ、時間が取れて張り切りすぎて実験的にやった新しいトレーニングでついに腰を壊してしまいました。

土曜日の夕方問題の日のトレーニング中に腰に軽い痛みを感じて、あっこれはやばい、と思ってすぐにやめました。帰宅途中に歩きながら、ああ腰痛めたかなと思うぐらいでした。

それが夕飯後見る見る悪化、ベッドに横になったまま起き上がれなくなりました。でも次の朝にはよくなってるだろうと高をくくっていたら、翌朝もまるで直っていません。まるで動けないのです。それでもトイレには行かなければいけないので、苦痛と途中で倒れて起き上がれなくなる恐怖に耐え、2度だけ便所で用を足すことはできました。

携帯電話を手の届くところにおいて、知り合いの医者に電話相談したら、返答は「まだ悪くなるかも知れないよ。」と。

それは困ります。今仕事を休むわけには行きません。ということで彼は日曜日の夕方に自宅まで診察処方に来てくれ、何とか動けるようになり、薬局に筋肉注射と3種類の強い鎮痛消炎剤を買いに行き、何とか週明けは働けるようになりました。

しかし薬のせいで痛みはほとんどないけれどふらふら状態。火曜日には見かねて上司が別の医者を紹介してくれ、勤務が終わってから診察に行きました。

左足を上げたら腰に痛みが走り、すぐに

「ああこれは椎間板ですよ。遺伝なんです。」

「いや先生、自分のトレーニング方法が…」

「いえいえ遺伝です。どうしようもないんです。」

きっかけはどうあれ遺伝なんだなということにして、とにもかくにも 神経根ブロック注射 硬膜外ブロック注射をその場で打ってもらうと見る見る良くなりました。

もちろん最悪の時と比べて良くなっただけで、まともに動ける状態になったのは、1週間後の今日からです。

ということでトレーニング再開しました。

内容
ディップ 6セット (合間にぶら下がって腰の状態を確かめる)
マシンプレス 6セット
チニング 6セット
マシンを使っ立った姿勢での軽いロウイング動作 6セット
シーテッドバーベルカール 6セット
ケーブルトライセップス 6セット

10日間しかたっていませんが、寝たきり状態にまでなった状態から復帰してトレーニングできるようになったので、とても気持ちよかったです。

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後日 MRI により椎間板の髄核が変性してつぶれ、線維輪断裂を起こしているとのこと。でも痛くなければ日常生活をそのまま続けられるそうです。

急性腰椎椎間板症後の初脚トレ

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5月10日(土)に腰痛を患って寝たきりになり、13日の火曜日にブロック注射で回復し、21日(水)に上体の初トレ。

そしておとといの26日(月)、2回目のトレーニングとして21日のメニューに脚も含めてみました。

ただし、腰に負担がまったくかからないトレーニングです。

説明するのに図があるといいのですが、見つかりません。
勝手に名付けるなら、非対称スクワットとでも言いましょうか。

1.スミスマシーンにて、みこしを担ぐ姿勢でバーベルを担ぎます。
2.担いだ側の脚は台の上に乗せ、少し角度を開き気味にそのまましゃがみます。
3.肩を変えて同じように、しゃがみます。

負荷がかかるのは担がない側の脚なのですが、負荷がかからない脚は、伸ばし切らない状態から始まって余計に屈伸するため、特に3の脚を変えた後の負荷がかからないはずの側の脚の疲労度は半端じゃないです。


ぎっくり腰を起こす前から取り入れていましたが、息が切れてあまり重い重量は扱えません。せいぜい60kgぐらいまででした。今は大事をとって20kgを4セット。

ハムには座った状態でできるマシンでのハムカールを4セットしました。

ちなみに2日後の今でもまだ脚が痛いです。




P.S. 腰に関して、ためになる記事を見つけたので、ここに張っておきます。

anabolic-juice-club 背部



腰痛再発

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腰椎椎間板症を患って早2か月、トレーニングは週一で全身トレーニングをやってきた。
そうするとだんだんトレーニングに対する姿勢がネガティブになってきたようで、先週は上体のみしかやらなかった。土日も時間があったにもかかわらず、外に出るのも億劫になる始末。

その結果が、日曜日の夜やってきた。

あの起き上がれなくなったときの腰痛の場所が、ズンズンと気味の悪い痛みが、すこしずつすこしずつ現れてきたのだ。恐怖としか言いようがない。年齢による腹筋の衰えが加速しているのだろうか。

もうこれは、トレーニングをさぼったことが原因に違いないだろう。

クリス・ディッカーソンの信じられないようなセパレーションにあこがれ、始めたボディービル。
34年もがんばっても足元にも及ぶことができなかったばかりか、今では腰痛再発に恐怖しながらトレーニングをしなくてはならないのか。無念なり。

嘆いていて万年腰痛持ちで終わるのは嫌なので、今週から頻度を上げていくことにした。

ただし初めはやはり全身トレーニング。特に腹筋には気を付け、ジムではなく家で別時間を設ける予定。

ボデイビル=植物の生育のたとえ

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ながらくご無沙汰しました。
趣味が天体写真に完全に移行してしまい、ボディビルはアスレチックジムで週2回トレーニングするのが精いっぱいで、全神経がはるか彼方の星にあったもので。

でも今日Facebookでブラジルのボディビル関係の投稿でとても面白いものがあって、記事にしようと思います。

投稿は普段ブラジルボディビル事情についてインストラクターの観点で率直に何でも書いている人のもので、次の通りです。



「薬物について投稿すれば瞬時に2000のいいねがもらえるのに、ナチュラルボデイビルについて書いてもたったの20にしかならないのは、ブラジルのトレーニーが全くナチュラルには興味がないということだね。」


この投稿についてのコメントにまた面白いのがあって、

「作物を育てるには肥料が必要なのは常識だからだよ。」


ということです。


日本の皆さんはどう思いますか。

私はコンテスト出場時に禁止薬物をいやというほど薦められ、断り続け、最後のコンテストで大量のサプリを試したもののまるで効果がなくて、以後いかなるサプリも一切取らなくなりました。

その私でも「言い得て妙」、「あっぱれ」と思いました。

野菜などの作物を育てたことのある方は、思い出してください。

まずは種や苗を選びます。ハイブリッド種とかいうとても生育の早い種だと通常の2倍くらいの大きさになったりします。そして土に埋めて水をやるわけですが、植える時期を確かめ、日当たりをチェックし、土には肥料を仕込んだりするわけです。


ハイブリッド種は優良な遺伝子を強化したもので、ボディビルダーにも遺伝が第一条件だという人は自身がハイブリッドだという自信があるのでしょう。植える時期はボディビルを始める年齢、ホルモンの分泌の盛んな思春期が良いでしょうか。毎日の栄養と休息が恵まれた環境が日当たりのいい環境に当たり、最後の肥料はやはりホルモンとなると思います。ここで有機栽培はナチュラルで、効果の早い化学肥料は薬物ですね。農業では害虫を排除するために農薬を撒いたり、ハウスに囲って温室栽培もしますね。


ボデイビルで大きくなることだけを目指すなら、農業のように最適な環境を作ってやるのが常識だということです。


ボデイビル協会が、薬物使用が大前提で成り立っているプロボディビルを理想として掲げながら、薬物使用を50年以上にわたって隠し続け、さらにオリンピックに参加するため、スポーツと呼ばれたいがために、ドーピング検査を行うのは愚の骨頂だと思います。

使いたい人は使えばよいし、使いたくなければ使わない。それだけです。ただし偽装表示はいけません。

私ですか?
初代オリンピアから薬物まみれだったことが明らかになった今、有機栽培のくせに同じレベルを目指すような愚かなたくらみは捨てました。病弱の体質から脱し、自分の体に自信が持てるようになったことで十分です。



中心性漿液性脈絡網膜症

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左目が急に、白っぽいものに邪魔されて見にくい、眼の奥が少し痛い、気持ちが悪い、と思っていたら、中心性漿液性脈絡網膜症というものにかかってしまいました。

ストレスが原因らしいんですが、ちょっと調べてみると、

グアムでボディビル大会に初出場と優勝をかっさらった元空手家の角田信朗選手も患ったばかりだそうで。

角田選手も言っていますが、トレーニングを気張りすぎるとストレスになるかも。

現在はヘルスセンターで週2回の柔なトレーニングをしているはずが、実はレッグプレスでは440kgを扱っています。まだ余裕があるけれど抑えているつもりが、眼圧がかかっていたのかも。

もうすぐ50歳、もっと体をいたわりながら生きてゆくべきでしょうか。

絶食の薦め

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 おくればせながら先日東京工業大の大隅良典栄誉教授がノーベル医学生理学賞を受賞したことを知りました。細胞自身が不要なたんぱく質を分解するオートファジー(自食作用)の原因となる遺伝子を確定したということです。

 このニュースを読んだときにすぐに考えたことは、ボディビルで行われている2時間おきの食事の是非でした。

 ところで27日に51歳になりました。年をとるにつれいろいろガタがくるわけですが、その一つが通事の不調です。インターネットを調べたりして自分なりに得た対策は、午前中は排泄に専念すること。そのためには通常の朝ごはんは食べとらず、フルーツやイモ類だけ、そしてよく水を飲むこと。最近はネーブル1個だけ食べて済ませています。そうすると正午近くになると無性に腹がすくようになります。それでも調子が良いので結構続いています。

 そうしている時に読んだのが上の記事です。一持的な飢餓状態が、普通の細胞に変性を引き起こし、不要なたんぱく質を利用するようになる自食作用を促すということです。子供の頃初めてこのことを知った時はもったいないなあと思ったものです。14歳になっても体重39キロしかなく、若年性ネフローゼにまでかかって体育に参加禁止になり、思い立ってボディビルを始めてからはこの自食作用を目の敵にしていました。なんせいくら食べても太らない体質なのに、せっかく体についた筋肉がただの栄養として消費されてしまうとか恐怖としかとらえられませんでしたから。

 しかし今は考えを改めました。4年と3か月前の最後のコンテスト出場の準備では2時間おきに一日1.5キロの鶏肉や魚を詰め込んでいたこともしましたが、とても不健康な状態になっただけで散々でした。当日の出場体重は63.5kg、実は現在も全く同じ体重です。もちろんかなり筋肉が落ちているでしょうが、特にダイエットもせず、昼と夜の2回好きなものを食べています。

 例えば肉食動物を考えてみると、毎日獲物が捕まえられるわけもなく、運よく仕留めた時もすぐに食べないとハイエナのような存在もいるわけで、とてもじゃあないけれど2時間おきにタンパク質を採らないといけないはずがないのですね。このような単純思考で生物の仕組みを語ることはできないということです。

 生物の体は恒常性を保つことを基本としており、今回のノーベル賞の自食作用もその一つの仕組みです。2時間おきにタンパク質を採り続けていたら、不要物がどんどんたまっていくことが予想されます。要らないたんぱく質は癌やパーキンソン病につながったりするとのこと。たまに絶食することでこれを掃除する仕組みがあるならば、やはりそれをたまにやらないとその作用も弱まってくるはずですね。

 体を鍛え、頭を使い、神経も使い、すべての生命の営みを続けることで恒常性を保っていくのが大切だと思います。1日のうちの午前中は軽い絶食状態にしておき通事を調節し、ひと月に1日は完璧に断食してもいいかもです。




 実は1年前から草野球をはじめました。日曜の3時間だけの野球の練習でもう体中痛くなってしまい、トレーニングは週1回しかしていません。プロティン等サプリ類も一切使わず4年以上たちましたが50代としては絶好調ですね。ただ6月に1週間の間に3日試合に出場したことがあって、その時に本当にぼろぼろになって仕事に影響が出そうになったのでアミノ酸の使用を適宜再開することにしました。





 ところで月曜日に上腕囲を計ってみようかとふと思い立ち、計ってみて驚愕。34cmしかありません。5cm以上減っていることになります。週1のトレーニングで腕は全く鍛えていなかったので当然でしょうか。早速火曜日に久しぶりに腕も鍛えました。2日後の筋肉痛のひどいことと言ったらなかったです。でも35.5cmに回復。今日木曜になって痛みもおさまりまた計ってみると35cm。この意気で40cmを目指してみましょうか。えへ。

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ドリアン・イェーツのインタビュー (続き)

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ブライアン この番組のファンが、ウィダーのある雑誌にはトレーニングのアドバイス記事はあるのに、ステロイドに関しては一度たりとも掲載されたことがない点を問題提起してきたんですが。あたかも壁があるかのようだと。
ドリアン 他のスポーツでも全く同じだと思わないかい?普通オリンピックを観戦する時、われわれはあたかもどのスポーツも、禁止薬物など使っていないかのように、ドーピングテストで陽性になったりしないかのように振舞っているけれど、実はそうじゃないんだよね。
ニック 自分にとってどうしても受け入れられないですよね。15歳の時ボディビル雑誌を読んで、ロニー・コールマンが30セットのスーパーセットを組んで、ホエイプロティンを飲んでいる。自分もその通りやってみると3日後、どうして歩けなくなってしまうんだと。雑誌にはロニー・コールマンがステロイドを使っていたとは書かれていなかったんですよ。
ドリアン それは良い例だね。自分はマスキュラー・デベロップメント・マガジンにコラムを書いているのだけれど、多分ウィダーを越えて最大のボディビル・フィットネス雑誌だと思う。そこで自分が始めて、プロとしてではなく、初めての元ミスター・オリンピアがステロイドについて正直に書いた。
何をどのように使用し、自分の意見を述べた。自分には正直であることが一番大切だというポリシーがあるからね。ただジレンマがあるのはわかる。例えば自分が正直である事が、子供や若者に、まだそのような物は早すぎるものへ導いてしまう影響を与えかねないからね。しかし、やはり全てさらけ出して、人々に自分の頭で決定してもらうべきだね。それを雑誌でやることができたんだ。以前だったら無理だったろうね。というのはウィダー帝国というものが、ボディビルのイメージ作りを要求していて、ステロイドのことは禁句だったからね。
ブライアン あなたはこう言う。「トレーニング、遺伝、栄養、ステロイド。それだけ。」
ドリアン もちろんその通りだ。
こう説明しよう。家で座ってテレビを見ながらステロイドを飲む。どうなる?
何も起こらないんだ。多分水のせいで少し腫れるくらいで、何も起こらない。
でもトレーニングして、ステロイドを使わないで普通に食べたら。何かにはなる。効果はあるんだ。
だからトレーニングはステロイドより大事。トレーニングしてステロイドなしでも効果はあるからね。ステロイド飲んでトレーニングなしでは何も起こらないんだ。
はっきり言おう。ステロイドは筋肉を作らない。ステロイドは修復するんだ。まずはジムでウェイトを使って筋肉にダメージを与えるんだ・・・
0:41:23

あなたのサプリは信用できる?

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今ブラジルのボディビル・フィットネス界では、プロティンの表示率にごまかしがあった事が、大きく話題になっています。

事の発端はフェリックス・ボンフィンという元ボディビルダーで現在は他のアスリートのスポンサー兼サプリ屋さんが、ある製品が25レアルで売られていることを知ったことからでした。原材料の代金から考えて、どう考えても計算が合わない、怪しい、ということで、自腹を切って15種類のプロティンをサンパウロの研究所に持ち込み検査してもらいました。

そしてその結果を5回に分けて Youtubeに流したのです。

facebook にもあっという間に噂が広がり、再生回数はそれぞれ6万回、そしてついに新聞沙汰になりました。

プロティンとカーボの含有率のみで判定した結果は15個のサンプルのうち、わずか3種類が合格、ひどい物は24gのプロティンと1.7gのカーボと書かれていたものが実は3.37gのプロティン(95%不足)と22.95gのカーボ(1250%超過)と言う有り様でした。

上の新聞によると、実はこの話はアメリカでは既に古い話で、暴露本も出版されているそうです。つまりブラジルもアメリカもサプリは食品として扱われ、薬品のような厳格なコントロールがなされていないと言うことなのです。世界中のどの国でもそうですが、全ての食品に厳格な検査をするお金がないのです。しかし今回のように個人的に暴露されたことでみな興奮しているわけです。ちなみに表示内容に偽りがあった場合には20万レアル(約10万ドル)の罰金が科せられ、会社は潰される事になっています。

実は私は去年の7月14日に地方選抜大会に出場したあと、一切のサプリを断ち切っていました。3ヶ月に渡り10万円以上かけて、コンテストの準備をした結果が散々だったことに腹が立ったからです。それから1年と1ヶ月経過していますが、改善はしていないにしても特に筋量が減ってもいません。使っていたサプリはアメリカ製ばかりだったのですが、もしかすると内容がブラジル製同様イカサマだったのかもしれません。

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今度はリー・プリースト入院

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9月4日2人のプロボディビルダーが同時に亡くなりました。

イタリアのダニエル・セカラッチは
ノルディックプロで今までの彼のプロコンテスト最高の順位である6位をとった数日後の9月4日好成績を喜ぶこと1週間も満たずに若年33歳での他界でした。2006年プロカードを手に入れ、2010年には175cmの身長、上腕囲55cm、体重135kgに達したそうですが、ステロイド所持で逮捕歴があり、今年2013年までの7年間でオリンピア出場権を得ることができませんでした。

2人目は70年代からの有名ボディビルダー、ケイシー・ビアターです。彼は1970年に弱冠18歳にしてミスターUSAに輝き、類い稀な頑丈な体格で一世を風靡した逸材だったわけですが、数年のブランクの後の1980年が彼のピークでした。岩石のような密度の筋肉とそのストリエーション、体中に張り巡らされた血管、極太の前腕で、これまた当時絶好調だったクリス・ディッカーソンと、ルイジアナ・グランプリではケイシー、マイアミ・グランプリではクリス、ペンシルバニア・グランプリで再びケイシーが優勝というように、
熾烈な戦いを繰り広げていました。(顔つきがかなり老けてしまっていたのが気になってはいました。)

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しかしその後のナイトオブチャンピオンズから精彩を欠くようになり、ミスター・オリンピアでは大幅にサイズを落として結果14位。1982年のミスターオリンピアでの第3位が最高のコンデションとも言われますが、やはり1980年の半ばの彼と比べると筋肉の張りに大きな差があります。彼は最高の素質を持っていると思われたのですが、ベストコンディションに到達したのは1980年のわずか半年だったように思われます。没年62歳。

2人の死因は確定していませんが、心臓発作であったことが最も疑われています。



そして今日知ったのですが、長い間コンテストに現れなかったリー・プリーストが今年の10月12日のNABBAプロに向けて調整中の今、230/150の高血圧状態で入院したそうです。



コンテスト直前に使用されることがある利尿剤とは違い、ステロイドや成長ホルモンを使用してもすぐに命を落とすことはありませんが、使用者の寿命を縮めていることは間違いないようです。



彼らの行っていることは、矛盾に満ちているわけなのですが、そのピークコンディションの姿を見る時は、必ず感嘆し、敬意が現れ、うなってしまうのも事実です。

上記2名の偉大なプロボディビルダーに
ご冥福をお祈りし、リー・プリーストには一刻も早く回復することをお祈りします。

腰椎椎間板症をわずらう

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長い間更新せずにいました。

この間トレーニングは続けていましたが、最近のプロボディビルダーのカミングアウトや暴露話で、自分の中でやっとこさ納得が行きはじめたのか、ボディビルに対する熱情がどんどん消え薄れてほとんどなくなってしまう寸前の状態でした。

最後の記事を書いたのが8ヶ月前。

最後にプロテインやビタミンCなどサプリといわれるものを使ったのがちょうど2年前。

この2年間の食事は3回、まあヘルシーではあるけれど、ビルダー食というよりは普通の食事をしてきました。

トレーニングは週5回やってましたが、日本旅行などで、うち1ヶ月まるっきりトレーニングできなかったことが3回ほどあったり、半年前からは週2回ペースになっていました。

4月は大忙しで、再び3週間トレーニングできなかったところ、時間が取れて張り切りすぎて実験的にやった新しいトレーニングでついに腰を壊してしまいました。

土曜日の夕方問題の日のトレーニング中に腰に軽い痛みを感じて、あっこれはやばい、と思ってすぐにやめました。帰宅途中に歩きながら、ああ腰痛めたかなと思うぐらいでした。

それが夕飯後見る見る悪化、ベッドに横になったまま起き上がれなくなりました。でも次の朝にはよくなってるだろうと高をくくっていたら、翌朝もまるで直っていません。まるで動けないのです。それでもトイレには行かなければいけないので、苦痛と途中で倒れて起き上がれなくなる恐怖に耐え、2度だけ便所で用を足すことはできました。

携帯電話を手の届くところにおいて、知り合いの医者に電話相談したら、返答は「まだ悪くなるかも知れないよ。」と。

それは困ります。今仕事を休むわけには行きません。ということで彼は日曜日の夕方に自宅まで診察処方に来てくれ、何とか動けるようになり、薬局に筋肉注射と3種類の強い鎮痛消炎剤を買いに行き、何とか週明けは働けるようになりました。

しかし薬のせいで痛みはほとんどないけれどふらふら状態。火曜日には見かねて上司が別の医者を紹介してくれ、勤務が終わってから診察に行きました。

左足を上げたら腰に痛みが走り、すぐに

「ああこれは椎間板ですよ。遺伝なんです。」

「いや先生、自分のトレーニング方法が…」

「いえいえ遺伝です。どうしようもないんです。」

きっかけはどうあれ遺伝なんだなということにして、とにもかくにも 神経根ブロック注射 硬膜外ブロック注射をその場で打ってもらうと見る見る良くなりました。

もちろん最悪の時と比べて良くなっただけで、まともに動ける状態になったのは、1週間後の今日からです。

ということでトレーニング再開しました。

内容
ディップ 6セット (合間にぶら下がって腰の状態を確かめる)
マシンプレス 6セット
チニング 6セット
マシンを使っ立った姿勢での軽いロウイング動作 6セット
シーテッドバーベルカール 6セット
ケーブルトライセップス 6セット

10日間しかたっていませんが、寝たきり状態にまでなった状態から復帰してトレーニングできるようになったので、とても気持ちよかったです。

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後日 MRI により椎間板の髄核が変性してつぶれ、線維輪断裂を起こしているとのこと。でも痛くなければ日常生活をそのまま続けられるそうです。

急性腰椎椎間板症後の初脚トレ

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5月10日(土)に腰痛を患って寝たきりになり、13日の火曜日にブロック注射で回復し、21日(水)に上体の初トレ。

そしておとといの26日(月)、2回目のトレーニングとして21日のメニューに脚も含めてみました。

ただし、腰に負担がまったくかからないトレーニングです。

説明するのに図があるといいのですが、見つかりません。
勝手に名付けるなら、非対称スクワットとでも言いましょうか。

1.スミスマシーンにて、みこしを担ぐ姿勢でバーベルを担ぎます。
2.担いだ側の脚は台の上に乗せ、少し角度を開き気味にそのまましゃがみます。
3.肩を変えて同じように、しゃがみます。

負荷がかかるのは担がない側の脚なのですが、負荷がかからない脚は、伸ばし切らない状態から始まって余計に屈伸するため、特に3の脚を変えた後の負荷がかからないはずの側の脚の疲労度は半端じゃないです。


ぎっくり腰を起こす前から取り入れていましたが、息が切れてあまり重い重量は扱えません。せいぜい60kgぐらいまででした。今は大事をとって20kgを4セット。

ハムには座った状態でできるマシンでのハムカールを4セットしました。

ちなみに2日後の今でもまだ脚が痛いです。




P.S. 腰に関して、ためになる記事を見つけたので、ここに張っておきます。

anabolic-juice-club 背部


腰痛再発

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腰椎椎間板症を患って早2か月、トレーニングは週一で全身トレーニングをやってきた。
そうするとだんだんトレーニングに対する姿勢がネガティブになってきたようで、先週は上体のみしかやらなかった。土日も時間があったにもかかわらず、外に出るのも億劫になる始末。

その結果が、日曜日の夜やってきた。

あの起き上がれなくなったときの腰痛の場所が、ズンズンと気味の悪い痛みが、すこしずつすこしずつ現れてきたのだ。恐怖としか言いようがない。年齢による腹筋の衰えが加速しているのだろうか。

もうこれは、トレーニングをさぼったことが原因に違いないだろう。

クリス・ディッカーソンの信じられないようなセパレーションにあこがれ、始めたボディービル。
34年もがんばっても足元にも及ぶことができなかったばかりか、今では腰痛再発に恐怖しながらトレーニングをしなくてはならないのか。無念なり。

嘆いていて万年腰痛持ちで終わるのは嫌なので、今週から頻度を上げていくことにした。

ただし初めはやはり全身トレーニング。特に腹筋には気を付け、ジムではなく家で別時間を設ける予定。

ボデイビル=植物の生育のたとえ

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ながらくご無沙汰しました。
趣味が天体写真に完全に移行してしまい、ボディビルはアスレチックジムで週2回トレーニングするのが精いっぱいで、全神経がはるか彼方の星にあったもので。

でも今日Facebookでブラジルのボディビル関係の投稿でとても面白いものがあって、記事にしようと思います。

投稿は普段ブラジルボディビル事情についてインストラクターの観点で率直に何でも書いている人のもので、次の通りです。



「薬物について投稿すれば瞬時に2000のいいねがもらえるのに、ナチュラルボデイビルについて書いてもたったの20にしかならないのは、ブラジルのトレーニーが全くナチュラルには興味がないということだね。」


この投稿についてのコメントにまた面白いのがあって、

「作物を育てるには肥料が必要なのは常識だからだよ。」


ということです。


日本の皆さんはどう思いますか。

私はコンテスト出場時に禁止薬物をいやというほど薦められ、断り続け、最後のコンテストで大量のサプリを試したもののまるで効果がなくて、以後いかなるサプリも一切取らなくなりました。

その私でも「言い得て妙」、「あっぱれ」と思いました。

野菜などの作物を育てたことのある方は、思い出してください。

まずは種や苗を選びます。ハイブリッド種とかいうとても生育の早い種だと通常の2倍くらいの大きさになったりします。そして土に埋めて水をやるわけですが、植える時期を確かめ、日当たりをチェックし、土には肥料を仕込んだりするわけです。


ハイブリッド種は優良な遺伝子を強化したもので、ボディビルダーにも遺伝が第一条件だという人は自身がハイブリッドだという自信があるのでしょう。植える時期はボディビルを始める年齢、ホルモンの分泌の盛んな思春期が良いでしょうか。毎日の栄養と休息が恵まれた環境が日当たりのいい環境に当たり、最後の肥料はやはりホルモンとなると思います。ここで有機栽培はナチュラルで、効果の早い化学肥料は薬物ですね。農業では害虫を排除するために農薬を撒いたり、ハウスに囲って温室栽培もしますね。


ボデイビルで大きくなることだけを目指すなら、農業のように最適な環境を作ってやるのが常識だということです。


ボデイビル協会が、薬物使用が大前提で成り立っているプロボディビルを理想として掲げながら、薬物使用を50年以上にわたって隠し続け、さらにオリンピックに参加するため、スポーツと呼ばれたいがために、ドーピング検査を行うのは愚の骨頂だと思います。

使いたい人は使えばよいし、使いたくなければ使わない。それだけです。ただし偽装表示はいけません。

私ですか?
初代オリンピアから薬物まみれだったことが明らかになった今、有機栽培のくせに同じレベルを目指すような愚かなたくらみは捨てました。病弱の体質から脱し、自分の体に自信が持てるようになったことで十分です。



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